風の起こし方

はるか昔に滅んだ「労り一族」の子孫 『労り人 久巫こ』 のブログ

預金残高30万の私が、五千坪の山林を購入することができた、いきさつ最終回完結話【全8話】

最終回完結話 数日後、K.Tさんから電話がありました。 ひゃくさんじゅうごまんえんでお願いしたいと思います。私は、わかりました。私もそれぐらいで、と考えていたところです。と応えました。 5万円は誤差の範囲内です。驚くべきことに、私もK.Tさんも導き…

預金残高30万の私が、五千坪の山林を購入することができた、いきさつ最終回⑥【全8話】

最終回⑥(~⑦完結話) 私がKさんに連絡を取ろうと思った数日前、Kさんは山林の売却を考えて下見に来られていました。 その日K.Tさんは、太陽光発電業者を連れて行こうか迷ったと言います。つまりK.Tさんは太陽光発電業者へ山林を貸すか、もしくは売却するか…

預金残高30万の私が、五千坪の山林を購入することができた、いきさつ最終回⑤【全8話】

最終回⑤(~⑦完結) 私は電話の向こうにいるK.Tさんと、思想戦を闘う覚悟を決めました。K.Tさんは経営者として、山林と言う財産をいかに有効に活用するか、もっと言えば、損をしないで得をするか、そろばんを弾かれています。数店舗の経営ということなので、…

預金残高30万の私が、五千坪の山林を購入することができた、いきさつ最終回【全8話】④

最終回④ 昭和の終わり、バブルの時代に都市部の土地が高騰し、その余波が農村まで及びました。それまで山林は集落の人で分け合って共同で手入れしていました。相続も、親族や集落の住民で行われていました。それがバブルの時代にお金を目的とした投機的な売…

預金残高30万の私が、五千坪の山林を購入することができた、いきさつ最終回【全8話】③

最終回③(①~⑦) 2023年4月、穀雨がすぎて。 私は竹林の牛舎に向かう道の草刈りをしていました。おじの虐殺行為に深く傷ついていた私は、竹林の牛舎に助けを求めていました。毒のないところで静かに過ごしたい。偽らざる私の願いでした。すると目に四葉…

預金残高30万の私が、五千坪の山林を購入することができた、いきさつ最終回【全8話】②

最終回② 野生の桃の原木を少し登った裏山の中程に、集落の御先祖が建てた祠(ほこら)があります。私は帰郷してまずこの祠を訪ねました。祠に続く道を通せんぼしている笹を刈り、祠の扉を開けて中を水拭きしました。そして中にあった元禄時代のものと思われ…

預金残高30万の私が、五千坪の山林を購入することができた、いきさつ最終回【全8話】①

最終回①②③④⑤⑥⑦ ① 2023年3月末。 パソコンのブラウザが反応しなくなりました。8年目にして遂に寿命が尽きたのです。富士通のオペレーターさんも、Windows7から11までアップグレードして使用できていたことがこのパソコンでは奇跡、と驚かれほどの長…

預金残高30万の私が、五千坪の山林を購入することができた、いきさつ 第7話 Sちゃんの悲劇②【全8話】

第7話 Sちゃんの悲劇② ある時Sちゃんは言いました。「(農薬を)撒きとうて撒いとるわけじゃあない。」翻訳すると、撒かざるを得ないから撒いている、という意味です。また、こうも言いました。人生の楽園という番組について、「お金のある人がやることじゃ…

預金残高30万の私が、五千坪の山林を購入することができた、いきさつ 第7話 Sちゃんの悲劇①

第7話 Sちゃんの悲劇 ①② ① その時から、川崎久美子包囲網がしだいに解除されてゆきました。私に合意してくれたわけではありませんが、門前払いはされなくなりました。ほとら刈りも広範囲にさせてもらえるようになりました。手入れを続けるうちに生態系が修…

預金残高30万の私が、五千坪の山林を購入することができた、いきさつ第6話メガソーラー男との闘い②【全8話】

第6話 メガソーラー男との闘い ② 私は光の出口を見つけたのです。この結論が私の運命を変えることになろうとは、知る由もありませんでした。 いかに難局を乗り越えるのか。私は冷や汗と逆毛を立てながら、たった一人でその闘いに挑んだのです。私は母に協力…

預金残高30万の私が、五千坪の山林を購入することができた、いきさつ 第6話メガソーラー男との闘い①【全8話】

第6話 メガソーラー男との闘い ①② ① 2022年4月。 我が家に隣接する田んぼに見知らぬ男性がトラクターで田起こしに来ていました。私は様子がいつもと違うので近づいて男性に挨拶し、どうしたのですか、と尋ねました。男性は、この田んぼは自分が買った…

預金残高30万の私が、五千坪の山林を購入することができた、いきさつ第5話【全8話】

第5話 竹林の牛舎に住むと決める 暗黒期、盛夏。 私は生い茂る笹をよけ、身をよじりながら、母の背を頼りに進んでいました。行く先は、竹林の牛舎です。かつて私の大叔父が、町の助成事業を利用して立ち上げた牛飼い業。その廃屋となった牛舎の屋根が私の自…

預金残高30万の私が、五千坪の山林を購入することができた、いきさつ第4話(後編)【全8話】

第4話 痛みの始まり(後編) 化学物質過敏症(以下CS)を発症し、私はこの文明から放り出されました。よく言えば卒業です。しかし、受け入れ先があるわけではない。自前の文明をつくり直してゆくしかないのです。私たちの存在は気の毒に思われるのは良い方…

預金残高30万の私が、五千坪の山林を購入することができた、いきさつ第3話(前編)②【全8話】

第3話 痛みの始まり(前編)② いつものように草刈りに出た私は、突然、クスリのような臭いに襲われ、息を吸っても吸っても空気がカラダに入らず、窒息状態になりました。何が起こったのかわからず、すぐに自宅に戻り横になりましたが、呼吸ができないほどの…

預金残高30万の私が、五千坪の山林を購入することができた、いきさつ第3話(前編)①【全8話】

第3話 痛みの始まり(前編)①②① その痛みはある夜から始まりました。 2018年、春。 寝床に入りカラダが弛みはじめると顎や頬骨の深部が酷く痛むのです。その痛みでとても寝入れず、悶絶の痛みに涙を流しながら、気が付いたら寝入っていた、そんな毎日を…

預金残高30万の私が、五千坪の山林を購入することができた、いきさつ第2話【全8話】

第2話 10カ年計画発表 1.2.3.1.10カ年計画を発表する Hちゃんは集落の区長で、3年の任期にもかかわらず、次もワシがするけん、と言って20年以上区長の座に居座っている集落の重鎮です。妙見山の山道を自力で修復したという武勇伝があるため誰もH…

預金残高30万の私が、五千坪の山林を購入することができた、いきさつ第1話【全8話】

今年令五年9月、私は町立図書館の中にあるガラス張りのフリースペースの一室で、兵庫県在住のKさんと土地の売買契約を交わしました。飲食店を数件経営されている実業家のKさんは、ラベンダーの上質のシャツと磨かれた革靴。3分遅れて現れたKさんは穏やかな…

一か月が三年にも感じる。オレンジ色の朝日に祝福された実家の片づけ『全一か月』

その日の朝、夜明け前に目が覚めた私は、窓から何か神々しい光が差し込んでいることに驚いた。カーテンを開けると、東の空が生まれてこの方観たこともないような美しいオレンジ色に染まっていた。 !! 慌ててスマホを握りしめ、玄関を飛び出した私は、視界…

私が玄米を持参する理由と無事に持参したお弁当を食べることができた奇跡。「ヴィパッサナー瞑想十日間コース」体験記②

千葉県の海沿い。 小高い林を切り拓いて、その瞑想センターは造られていた。 周りは林に囲まれていて、360度何にも遮られることなく、空が見渡せた。 林の間から垣間見えるのは、見渡す限りの田園風景で、数日前の台風でなぎ倒された稲が被害の大きさを物…

宇宙船のお迎えは突然やってくる。着の身着のままで参加した「瞑想合宿」で起こった奇跡の連続と私が体験した出来事のすべて。①

8月24日、水曜日。 その日はいつものようにフルーツを食べ、雨も降りそうだし、今日は一日部屋で過ごそうと思っていた。 こういう日は、ゆっくりとちくちくお裁縫をするのがいちばんいいものだ。 私はウエストのゴムがきついと気になっていたことを思い出…

天の導きに思わず息をのんだ出来事

世界的ベストセラーとなった、バーバラ・アンブレナン著 『光の手』 途中で放り出して、1年ほどたっていたが、ようやく読み進めたい気持ちが戻り、 3日前から再び読みだした。 16日(土曜)に私は、この日第一日目となる、ある学びの会に参加していた。 …

「自分の過去の全て」は、誰にも奪われることのない貴重な財産である、つまり私は溢れるほどの富を既に得ているということに気づき、とても幸せな気持ちになれた朝

早朝の4時、ワクワクしながら外を眺めると、!!! 雪が、降っていた。 やったー!!最高に嬉しかった。 犬のように飛び回りたい! そう思っていたら、朝方にはもう雨に変わっていた。 こういう日には、外に出ずにはいられない。 外の景色、どんなかな、と…

冬の贅沢

寒いこの季節こそおいしい、「寒じめほうれん草」 甘くておいしかったです!

初めまして

はてなブログを始めました。 まだ初心者ですが、ありのままの自分を表現していきたいと思っています。 よろしくお願いします。