風の起こし方

はるか昔に滅んだ「労り一族」の子孫 『労り人 久巫こ』 のブログ

預金残高30万の私が、五千坪の山林を購入することができた、いきさつ 第7話 Sちゃんの悲劇①

第7話 Sちゃんの悲劇 ①②


 その時から、川崎久美子包囲網がしだいに解除されてゆきました。私に合意してくれたわけではありませんが、門前払いはされなくなりました。ほとら刈りも広範囲にさせてもらえるようになりました。手入れを続けるうちに生態系が修復されてゆき、景観が穏やかなやさしい印象に代わってゆきました。

 私は2018年から五畝の田んぼの作付けを後回しにして、ほとら刈りを活動の中心に据えてきました。来る日も来る日も、農道や町道ののり面の草刈りをしました。鎌は何本も使い倒しました。刃と柄がポキッと折れるのです。私はエンジン式の草刈り機のオイルと排気ガスで気持ちが悪くなるので使えません。電動式を使っているのですが、荒れた土地は草が巻き付いて刈りにくく、はかどらないため、専ら私は鎌を使います。鎌を使うと草を寄せ集めたり、同時にできるので、ていねいな仕事ができます。カエルを傷つけることもありません。私はCSなので、当初Sちゃんが草殺し(除草剤)をした後の草刈りは、とても苦しく、連日の仕事はムリでしたが、年を重ねるにつれ毒が抜け、地下茎がしっかりして背丈の低いやさしい草が繁るようになりました。土は応えてくれるのです。草を殺そうと草殺しを撒くと、草は死に、土は死にます。しかし土は甦る力があるので再び草は生えてくるのですが、恨みと怒りに満ちた、怨念のような草が生えてきます。もしくは病気の草です。生態系が破壊され、空襲の後の焼け野原のような、焦土と同じです。

 昔から、人の住むその周りには、その人にあった薬草が生えると言われてきました。冷える人にはタンポポ、神経痛にはオウレン、血の濁りには笹や筍(たけのこ)・・。三世代前までは、人々は当たり前のように薬草と伴に生きていたのです。大地が人を癒していたのです。ところがある日、近代科学というカルト宗教が、金持ちの神様というお面をかぶって、無辜(むこ)の百姓らをあっという間に強制改宗してしまいました。神様を畏れていた百姓は魂を蹂躙され、そして堕落したのです。神様との繋がりが切れ、土や草、虫や生き物たちを虐殺しても何とも思わなくなってしまいました。なぜか。ニセモノの神様が薬をくれるからです。薬草は原始人間の時代遅れ、今は病院の薬を飲んだら病気が治る。そう信じるようになりました。

 病院のクスリは石油から錬金術で生み出したニセモノです。化学物質のフリスクです。さて、オーガニックの薬草と、おそろしい副作用と背中合わせの化学物質のフリスク。どちらが人を癒す力があるでしょうか?今や現代人には選択肢がありません。なぜか。薬草は絶滅したからです。何によって?草殺しによって。

 近代科学宗教に強制改宗され、今や、自分のやっていることの本当の意味がわからなくなった、三世代前の百姓の子孫によってです。

 余談ですが、石油錬金術医療を世界標準にすることに画策したとされる米国石油王Dロックフェラーは、近代的薬物医療を受けなかったことでも有名です。なぜか。カラダに悪いからです。
 もっと言えば、ホメオパシー療法の有効性を何よりも熟知していたからです。
 お抱えのホメオパシー医に健康管理を任せ、自らは97歳まで長生きしたと言われています。

 かれらにとって近代的薬物医療は、収奪システムに他ならないのであって、間違っても世界の一般大衆の健康と幸福のためにあるのではありません。その大元締めがWH●で、いかに強●的に薬物利権の保険政策を進めてゆくか、虎視眈々と人類を囲い込んでいるのです。
 これが私たちの直面している現実です。

 

第7話 Sちゃんの悲劇 ②へつづく